Story
人形創作の楽しみやちょっとした苦労、イメージへのこだわり、布への想いなど、創作に対する想いや作品ができるまでの心のうちを、作者が語ります。
tomoko ikeda's doll art
— creatIVe passion—
創作の楽しみ
作りたい人物に、イメージに合った服を着せたくて少々苦労することもあります。
思い通りの柄、生地がなかなか見つからず、半年も下着姿で待ってもらうこともしばしばです。
試行錯誤を重ね、心に描いた人物と会話しながらの制作で、
イメージどおりのたたずまいに創り出せたときは、とても幸せを感じます。
バッグ、動物たち、椅子など、小道具のほとんどは手作りです。
布への想い
布にもそれぞれ個性、表情があります。
厚地、薄地、木綿、シルク、レースなど、
いろいろな布を手にするうちに、この厚地は外壁に、このレースはバルコニーに、と頭の中で布のお城が構築されました。
<布の城>は、布で遊んだお城です。
お城が完成すると、王様も侍従も馬も・・・と気ままに楽しみたくなって、<布のうた>になりました。